ルイ・レーリンク先生による グランドピアノ弾き比べトーク&コンサート
6月9日(木)、宮地楽器小金井店で、ルイ・レーリンク先生による「グランドピアノ弾き比べトーク&コンサート」を聴いてきました。
ホールに入って、まず驚いたのは、グランドピアノがなんと7台も置かれていたこと!!(前方にYAMAHAのグランドピアノ3台、左側にベーゼンドルファーのグランドピアノが2台、右側にホフマンのグランドピアノが2台)私は思わず、「すごい!」と声に出してしまいました。
久しぶりにルイ先生のお話や演奏が聴けることを楽しみにしていた私は、前の方の席に座り、ルイ先生の登場を待ちました。
楽器店の方の紹介で、ルイ先生がにこやかな表情で舞台に出てこられ、トーク&コンサートが始まり、90分の密度の濃い時間はあっという間に過ぎてゆきました。
ベーゼンドルファー
・オーストリアのメーカー。
・音が柔らかく、ピアノの中で良く響くピアノ。
・木のイメージのピアノ。
・音の高いところも低いところも、同じキャラクター。
ホフマン
・ドイツのメーカー。
・はっきりした音。
・カラフル。
・音の高いところと低いところで、違うキャラクター。
ヤマハ
・日本のメーカー。
・個性が少ない。
・扱いやすいピアノ。
感想&まとめ
ベーゼンドルファー、ホフマン、ヤマハ、それぞれの楽器の特徴などがよく分かりました。
ドイツはとてもはっきりした発音をする国民だけれども、ドイツのホフマンは、ひとつひとつの音がはっきりしていました。でも、伸びのある音が欲しいときに硬い音がしているような感じでした。
オーストリアのベーゼンドルファーは、音がまろやかで、奥行きのある響きがしていました。本当に美しい音が奏でられるピアノだなぁ、と思いました。でも、音が混ざりやすく、ペダルが難しそうでした。
日本のヤマハは、ルイ先生曰く、お行儀がいい感じで、個性がない感じなんだそう。扱いやすいピアノだということでしたが、6/12(日)のヤマハピアノ編を聴きに行かれた生徒さんのお母様は、同じヤマハでも音が全然違うということに驚いていらっしゃいました。